どうして春の天気は変わりやすいのか?
春の天気は変わりやすいと言われています。最近の天気を見ても雨こそ降っていないものの、気温の変化が激しいですよね。
気温について調べてみると・・・
2/18(木)
最高:5.7℃ 最低:-0.3℃
2/21(日)
最高:21.9℃ 最低:9.0℃
2/23(火)
最高:15.1℃ 最低:10.6℃
この1週間だけで見ても、なかなかアップダウンが激しいことが分かります。加えて、みなさんを悩ませる「花粉症」が本格化してきています。
高気圧と低気圧が交互にくる
冬は西高東低という気圧配置になり、日本列島にたくさんの等圧線が重なります。分かりやすくいうと、日本列島にたくさんの縦線が入ります。こうなると、北のシベリア気団という冷たい空気をもつ気団から、冷たい風が日本に送り出されることになります。
余談ですが、この時、北から来る冷たい空気は、日本海上で水分を吸収し、湿った冷たい空気へと成長、そのせいで日本海側は大雪に見舞われることになります。日本海側の大雪は、日本海の水分が原因なんですね。
一方、春が近づいてくると冷たい風を送り出していたシベリア気団という空気のかたまりが勢力を弱め、本来日本上空に吹いていた季節風の影響で、西からたくさんの空気が流れてきます。
気圧の差が高気圧と低気圧です。気圧が高い場所があれば、低い場所もあります。基本的に、高気圧と低気圧はセットなんですね。これがそのまま季節風に乗って日本を訪れるため、高気圧の日(=天気の良い日、暖かい日)と低気圧の日(=天気の悪い日、寒い日)が交互に発生してしまうわけです。
三寒四温
「三寒四温」・・・「さんかんしおん」と読みます。この言葉の意味、知っていますか?
「寒い日が3日続くと、その後は暖かい日が4日続く」
という意味です。
元々はシベリア気団の影響を強く受ける中国や朝鮮半島北部で言われていたもので、冬を代表する言葉だったそうです。
しかし、日本では時期が少しずれ、早春つまり2月頃に三寒四温が当てはまることで、春を告げる言葉として使用されるようになっています。
春一番
「春一番」って聞きますよね。今年の香川県では、2/20(土)に春一番が観測されたそうです。
みなさん、春一番って画像のような「あたたかくて、やさしい風」をイメージしていませんか?
実際の春一番はこうです。2分30秒あたりをご覧ください。
春一番って「強風」のことなんですよね。しかも花粉まで運んでいただけるという・・・ありがた迷惑な部分が否めません。
何はともあれ、春一番が吹いていますから、少しずつ春らしい陽気になっていくのではないでしょうか。
花粉症の方にはつらいシーズンですね。山本自身は花粉症ではないので、その苦しみは分かりませんが、山本は「気温」という敵と戦っていかなければなりません。
なぜ山本が気温と戦うのか・・・坂出校の生徒なら何となく分かるかも。
とにかく、お互いがんばって戦い抜きましょう!!