英語リーディングで大成功するコツ(前編)
5,510
みなさん、この数字にピンときますか?
よほど興味を持っている人でなければ分からないと思うんですが・・・もし、ピンときた人がいるなら、坂出から拍手をお送りします。
この数字は、今年の大学入学共通テストの英語(リーディング)で出題された単語数です。
ちなみに、昨年実施した最終センター試験では「4,328語」だったんです。
実に、「1,182語」も増えています。しかし、試験時間は同じなんですよね・・・
他にもいろいろな違いがあるので、簡単にまとめてみました。
単語数もさることながら、イラストやグラフの数が目立ちますね。つまり、これは単に長文を言語として読むのではなく、そこから考える力が問われていることが分かります。
グラフであれば、
①事実を読み取る
②良い点・問題点を見抜く
③隠れた要因を探る
④問題点を解決する方法を提案する
パッと思いつくだけでもたくさんありますよね。そして、これらは「英語」とは関係のない「思考力・分析力」という力が求められています。
共通テスト英語リーディングの正体
見れば分かるように、「メール・Webサイト」など、一昔前の長文題材とは違いますよね。
現代に合わせ、生活の中で「英語を使う」ということを意識した問題設定になっています。
大成功のコツは「スピード」
単語数が増えただけでも、読解におけるスピードの重要性が増したことは言うまでもありません。
加えて、イラストやグラフや表は、ただ見るだけでなく、そこから思考を広げたり、深めたりしなければなりません。
そういうことを考えると、単に「読む」という作業そのものは、相当なスピードで処理しなければならないことが分かります。
130words/分
共通テストにおける英単語数は5,510words、これを約5,500wordsとします。
共通テストにおける問題数は37問です。
1問1分で解くと仮定すれば、37分かかるので、単語(=問題文)を読む時間は43分です。さあ、計算してみましょう。
5,500÷43=127.9words
つまり、1分で約130wordsを処理できなければならないわけです。こんなこと言われても「はぁ・・・」としか言えないのでは?
そんなあなたにコチラをどうぞ。131wordsでできた共通テストレベルの文章です。これを「1分」で読み取ってみてください。
さて、ここから何を感じますか?