現在、学校で進路希望や選択科目希望の調査が行われています。
高１・高２生のみなさんはしっかりと考えて行動してください。

高２生へ

高２生は選択科目の希望を聞かれていると思います。坂出高校では選択科目を勝手にセットにされているので、「AとCを受けたいのに、ABセットかCDセットを選ばなければならない」みたいなことが発生しています。



たとえば、「英語を徹底的にやりたいので、英語フルコースをとろうとすると、受験に不要な理科基礎がついてきてしまう」とか「受験に必要な化学基礎だけとろうとしたら、『理科基礎は２つセットだ』と強引に生物基礎もとらされた」など。



気持ちは分かりますが、生徒それぞれ環境が異なるし、受験科目だって異なるんです。だから自分で考えて、調べて判断しましょう。



特に文系の生徒は悩んでいるのではないでしょうか。
〆切は２２日(金)だと聞いています。慌てず、ぜひ、ご相談ください。

高１生へ

高１生は、文系or理系のコース選択希望を聞かれていると思います。これは自分の得意科目が何であるのか、なんてことで判断するのではなく、きちんと志望校の受験科目を見据えて判断しなければなりません。



たとえば、有名な話で「将来、看護師になりたい」という生徒が当然看護科を志望するわけですが、「医療系って理系だよね」と誤った判断をすることが多いです。マジで多すぎてこちらが困ってしまいます。




たとえば、「香川大学医学部看護科」を志望する場合、受験科目は以下の通りです。

分かりますか？
数Ⅲはいらないし、理科基礎で対応できるんです。なのに、理系に進んでしまったら、発展理科や数Ⅲを勉強させられます。これは本当に非効率的な学習です。



しかし、これが「岡山大学医学部保健科看護学」を志望すると、受験科目は以下のようになります。

数Ⅲはいらないですが、理科基礎では対応できず、発展理科を学習しなければなりません。この場合はじっくり考える必要があります。たとえば、、、


［数学が得意で大好きでたまらない生徒］
理系に進んで学校で発展理科を学習する。でも数Ⅲは受験にまったく不要。
［数学が苦手でこの世から消えてほしい生徒］
文系に進んで数学回避、でも発展理科ができないから東進で補強。


生徒に応じた対応が必要になります。ただ、いくら学校での学習を選択しても、公立高校の理社の進度はとにかく遅いです。高３の１０月でもまだ学習は終わっていないのが当たり前。


結局、高３の夏前には東進で理社の補強をすることになります。この辺りも踏まえて判断しないといけません。



こちらも、〆切は２２日(金)と聞いています。安易な判断が残りの高校生活すべてを決定します。脅しているようで申し訳ないのですが、それだけ大切な判断です。少しでも不安を感じたらご相談ください。

最後に

学校のやり方や学校の先生を否定するつもりはありません。多くの先生が熱意と正しい知識を持って進路指導をしてくれていると信じています。


しかし、一部には誤った知識をもつ先生、「念のため」という意味不明なフレーズで余分な科目を勧める先生、文理の生徒数バランスを考えて強引に勧めてくる先生もいます。


それでも自分の人生です。自分で調べましょう。分からなければ相談しましょう。アドバイスは根拠もしっかり聞いて理解しましょう。その上で、納得のいく判断をしてほしいのです。

よろしくお願いします。