Congratulationは間違っている!?
おめでとう~~!!
さて、英語で何と言いますか?
まあ、普通は「Congratulation」という単語が浮かびますよね?
でも、海外ではお祝いの気持ちを込めて使うときに「Congratulation」とは言わないんだそうです。
じゃあ、何と言うのか・・・
正解は・・・
Congratulations
なのだそうです。知っていましたか?
たかが「s」、されど「s」
単数形の「Congratulation」は単に「お祝い」という意味ですが、複数形の「Congratulations」になると「おめでとう」という意味になるのだそうです。
この「s」なのですが、いわゆる個数を数えて複数あるという複数形とは違って、「思いや程度の大きさを表す」と考えられています。
たとえば、「ありがとう」を表す
Thanks
「お幸せに」を表す
Best wishes
「よろしくお願いします」を表す
Best regards
基本的には良い意味で用いられることが多いようですね。
「Congratulation⇒祝いたい」この思いが強くなりすぎて、溢れ出た結果「Congratulations=おめでとう」になる。
「Thank=感謝している」が強くなりすぎて、溢れ出た結果「Thanks=ありがとう」になる。
そんなイメージがピッタリなのかもしれません。
TPOを意識して!!
「TPO」・・・一応、確認しておきましょう。
「T」:Time、時間のことです。
「P」:Place、場所のことです。
「O」:Occasion、場合のことです。
さて、「おめでとう!」と言いたい時には「Congratulations」と「s」を付けることは確認できましたね。
しかし、実際は「おめでとう!」の意味合いを込めても使ってはいけない場面があるのだそうです。
NG①「誕生日」
NG②「新年」
NG③「結婚」
「何でダメなの?」って思いませんか?
実は「Congratulations」が「おめでとう」であることは正しいのですが、そこには次のようなニュアンスが含まれています。
努力の末、ようやく達成したね
つまり、NG①②は別に努力をしたおかげでその日を迎えられたわけではないので、TPOにそぐわないということです。
NG③については、最近あいまいになってきたようですが、実際には「努力の末、ようやく結婚できたんだね」という、微妙に失礼な感じが否めませんよね。
でも、「結婚」ではNGでも「出産」はOKだそうです。出産は本当に大変なものですから、TPOにバッチリ合っているんですね。
TPOに合わせて「Congratulations on」
TPOに合わせて「おめでとう」の意味で「Congratulations」を使う場合、実際には後ろに「on」を付けて使うことが多いです。
「卒業おめでとう」の場合は
Congratulations on your graduation.
「出産おめでとう」の場合は
Congratulations on having your baby.
「Congratulations on」はいろいろな場面で重宝しそうです。